Femtum社は中赤外域の各種アプリケーション向けのファイバーレーザを創りたいという思いから研究を重ね独自のユニークな技術を開発し、理科学・メディカル・産業用2.8〜>3.4μmの中赤外域で直接発光する初のウルトラファーストファイバーレーザ生みだした。
Femtum Ultra 2800 は、一番最初に作成されたファイバーレーザで、水H2Oの吸収ピークに近い波長位置であるため、H2Oや他の分子と今までにない相互作用が可能。このようにユニークな光学特性により高度なアプリケーションが期待される。
特長
●波長: 2.79µm
●パルス幅:<500fs
●平均出力:10~70mW
●パルス繰り返し:25~70MHz(50MHz以上オプション)
●ビーム品質:M2<1.3
Femtum Ultra Tune 3400は、3000nm~3400nmの波長域にポリマーなどの吸収バンドが有り、レーザー物質相互作用が他の波長域の何倍も影響するため、産業用のアプリケーションに最適である。この波長域で30~500mWの平均出力が得られるフェムト秒のファイバーレーザは非常にユニークで、しかもアライメントフリーで波長可変でき、高ビーム品質のレーザなので、各産業用途から理科学研究用途まで幅広い分野に使用でき、各種のアプリケーションが期待されている。
特長
●OHバンド(~3000 nm)とCHバンド(~3300 nm)にわたって、高い安定性と再現性で1秒以内に波長チューニング
●波長: 3~3.4μm可変 / 2.8µm
●パルス幅:500fs以下
●最大平均出力:500mW
●パルス繰り返し:35MHz以下(50MHz以上オプション)
●ビーム品質:M2<1.3
用途
■周波数コム
■質量分光分析
■OPO/ OPA/OPCPA/ DFGのシード光
■量子光学
■THz光発生
■ハイパースペクトルイメージング
■スーパーコンティミュアム光発生
■ポンプ&プローブ分光
■シリコンフォトニクス
■フェムトケミストリー
Femtun Amp 2800 は、2800nm付近のCWおよびパルスレーザ用高効率オールファイバーアンプで、ワットレベルの平均出力、回折限界のビーム品質、光学機器間の変換効率が良い、ファイバー出力などが特長。
オプティカルゲインが2800nm~3000nmで非常に高い。
特長
●シグナル波長: 2780nm~2830nm
●ビーム品質:M2<1.3
●出力:50mW~5W
●シグナルゲイン:~43dB
用途
■中赤外域のファイバーアンプ
■スーパーコンティニアム光発生
■ウルトラファーストパルスを波長可変したりスペクトル分離する
■半導体レーザの増幅
■各種励起レーザの増幅
■ファイバーアンプのゲイン
★Mid-infrared laser micro processing lab
Femtum社は中赤外レーザによる加工を行っているラボを持っており、ポリマー・ガラス・薄膜・半導体などの材料を3μm周辺の中赤外ファイバーレーザで試作加工等を行っている。
■ファイバーオプティクスやメディカル用ワイヤーのシェーピング
■レーザパターンニング
■半導体微細加工
■ポリマー表面へのパターン加工
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