米国LightPath Technologies 社は35年以上光学レンズ・フォトニクス部品等の業界において世界的リーダーの役割を担ってきたレンズメーカーで、産業・軍事・通信・検査計測・メディカルサイエンス等の分野に高品質の非球面レンズ、球面レンズ、IRレンズを提供しています。
創立40周年を向かえた2025年、新たな「先進的なオプティクス&フォトニクスっを提供するパイオニア企業」として進みだしました。当社は2017年にISP Optics 社、2023年にVISMID社を傘下に迎えた後、2025年にG5 INFRARED社を傘下に迎えて規模と事業内容を拡張して来ました。
LightPath Technologies社は40年間オプティクスとフォトニクスの革新を第一線に掲げ、最先端の技術・製品を産業・防衛・通信・医療・試験/計測などの市場に届けてきました。
特に最も厳しい要求が求められる分野に置いてカスタムーエンジニアリング VIS&IRオプティクスに特化して設計をしてきました。それは精密なモールドレンズから先端技術の赤外イメージング機器に至るまで、彼らの専門技術・知識が信頼性、正確さを表し、そして顧客の各種アプリケーションにスムーズに統合出来ることを確認しています。
そして「精密・正確さ」「パワー」「パートナーシップ」を大切にすると共に専門的な技術と知識に基づいた特別なオプティクスやサーマルイメージングをお届けすることをモットーにしています。
特にサーマルイメージングは今後更に必要とされ伸びていく分野なので、開発に力を入れると共にメンテナンスを大切にすることが重要だと認識しています。
2024年に紹介した下記のIRレンズ用ガラス素材は素晴らしい材料です。
近年急速に需要が増えたIRレンズに対して、高品質な熱的補償の材料に高性能なガラスモールド技術を使用して、一体モールド成型のIRレンズが大量生産出来るようになり、高品質・高集光特性のIRレンズ製造を低コストで実現しています。
ゲルマニウム(Ge)に代わる材料として開発されたカルコゲナイド(BDシリーズ) ガラス素材は画期的なIRレンズ材料で、熱特性が強化されており、特に焦点距離の長い高感度型はセンサ用としての応用が期待されています。
この度BDNLTM Black Diamond カルコゲナイドガラス が Laser Focus World誌2024年度のイノベーターズ・アワードの金賞を受賞しました。BDNL はLWIR域に特に高感度で今後が期待される材料です。
次世代向けに10年以上研究開発を続けた結果、chalcogenide-based glass materials-カルコゲナイドガラス素材から、クリアーで最高のパフォーマンスが得られるBlack Diamond™ が開発され、米国海軍研究所から独占的にライセンスを得ています。
Black Diamond™は、全て直径120mmのブール(円柱)型に作成されており、素材のままで供給、研磨したりガラスモールド技術によりIRレンズに成型、或いは赤外線光学システムと熱画像アセンブリーによりIRカメラ等に組み込む等、各種の応用に利用可能です。特に注目すべき点は、研摩や成型などしても同じ屈折率が保てるように設計されていることです。当社は光学材料の信頼性と再現性を保つ為に、材料のサンプルテストを繰返し行い、材料の高品質を保つ努力を続けており、これは彼らのポリシーとも言えます。すぐれた耐久性と光学精度で最高のパフォーマンスを提供出来るBlack Diamond™ は様々な光学アプリケーションを活用することができ、赤外光学システムと熱画像アセンブリーにより、セキュリティを始め、高度な科学応用アプリケーションに役立つことでしょう。つまりこの材料はIRイメージングの業界にこれまでに存在しなかった新たなレベルのイノベーションをもたらす画期的な材料と言えます。

SWIR域 BD-6 MWIR域 BD-2 LWIR域 BDNL-4
特にLWIR域に対応する最新のBlackDiamond™ BDNL-4は IRカメラMANTISに使用されています。 MANTIS IRカメラですが、防衛の為に開発・使用されていることも有り、弊社では当面取り扱い出来ない事になりました。



