中赤外域(2μm)フェムト秒・ピコ秒パルスレーザ Brevity シリーズ
シリコン加工例
3光子顕微鏡 vs THG顕微鏡 |
Brevityは、NOVAE社が 独自のコンパクトファイバーレーザ技術を駆使して2013年春に2μm のフェムト秒・ピコ秒ファイバーレーザ として発表した。 2015年2μm域で高ピークパワーが得られ、高品質のビームモードの超短パルスレーザBasicsを発売。 2020年Brevityシリーズはモデルチェンジし、広範囲のアプリケーションに対応可能な中赤外光源として期待されている。更に
Brevity λ+は、中赤外域(2.1μm)を中心波長として100kWまでの高ピークパワーが得られ、パルス幅も100fs以下なのでスーパーコンティニウム光の発生などに最適。 Brevity HPは、中赤外域(1.96μm)を中心波長として1μJまでの高エネルギーが得られるので、ポリマー加工・半導体のバルク加工や非線形光学用の光源に最適。 その他ピークパワーがメガワットクラスの中赤外域(1.7μm)のファイバーレーザで、特に3光子励起顕微鏡用に最適な光源もリリースする予定。(Brevity λ3)
特長 ●TEMººガウシャンモードのビーム品質のレーザ ●モノリシック・オールファイバー構造で高安定性 ●高ピーク出力>100kW(Brevity Basics λ+) ●PER>10dB ●アイセーフな波長により、装置化時の安全対策コストも安価。 ●シリコンの内部加工、有機材料やポリマーのトリートメントや微細加工等の産業用途から、理科学研究用途の幅広い分野に新たな可能性を広げることが可能。
用途 ●中間赤外域(MIR)分光 ●OPO, CPAシステムのシード光源 ●ポンププローブ計測 ●中赤外域スーパーコンティニュアム光発生 ●MIR 非線形光学
Brevity λ+ ●ピークパワー:<100kW
Brevity HP ●波長域:1960nm (1.96μm)±20nm ●最大エネルギー:>1μJ (Brevity λ3) ●波長域:1700nm (1.7μm) ●最大エネルギー:>100nJ |