
Light Conversion社は1994年ににVilnius University Laser Research Centerから設立されました。フェムト秒 OPAとYbべ-スのフェムト秒レーザ光源のパイオニアであり、それらの販売やOEM供給でこれまでに500台以上を出荷した実績を持ち、連続波長可変ウルトラファーストレーザのリーディングカンパニーになりました。
2005年に画期的・革新的なフェムト秒レーザレーザPHAROSが登場し、その後世界的ベストセラー製品であるウルトラファーストレーザ用光パラメトリック増幅器(OPA)をPHAROS用に開発し、ORPHEUSシリーズが誕生しました。
ORPHEUSシリーズ 光パラメトリック増幅器(OPA)PHAROS用 Light Conversion社
コリニアタイプ光パラメトリック増幅器(OPA) ORPHEUS
ORPHEUS
ORPHEUS波長チューニング
PHAROS+ORPHEUS+LYRA (210-16000nmの配置図) |
ORPHEUSは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザ PHAROS と CARBIDE用に開発されたフェムト秒OPAで、紫外から中赤外域までPC制御で波長チューニング可能。最大2MHzの高繰返しを実現し、基本波と第2高調波を本体から出射可能で費用効果大。 ORPHEUS-HPは最大80W励起出力タイプ。ORPHEUS-HEは最大2mJ励起エネルギータイプ。
◆ORPHEUS 特長 ●高繰返し:シングルショット~最大2MHz ●入力パルスエネルギー:8~20μJ, 20-400μJ ●自動波長チューニングレンジ:190nm~16000nm 2200~4200nm (DFG1), 4000~16000nm (DFG2) ●パルス幅:130~250fs(PHAROS/CARBIDE励起) 120~190fs (PHAROS-SP励起) ●スペクトル幅:80~150cm-1@700~960nm(PHAROS/CARBIDE励起) 100~220cm-1@700~960nm (PHAROS-SP励起)
◆ORPHEUS-HPは、ORPHEUSを基本として、温度的に安定したモノリシックハウジング内に周波数ミキサーが高度に統合され、波長モニター用のミニスペクトルメータを内蔵しており、完全自動波長チューニングが可能でハンズフリーオペレーションができる。 特長 ●高繰返し:シングルショット~最大2MHz ●入力パルスエネルギー:8~20μJ, 20μJ~400μJ ●波長域: 630~1030nm (シグナル光 ), 1030~2600nm (アイドラー光 ), 2200~4200nm (DFG1), 4000~16000nm (DFG2) ●パルス幅:130~250fs(PHAROS/CARBIDE励起) 120~190fs (PHAROS-SP励起) ●スペクトル幅:80~150cm-1@700~960nm(PHAROS/CARBIDE励起) 100~220cm-1@700~960nm (PHAROS-SP励起)
◆ORPHEUS-HEは最大入力エネルギー:2mJ, 最大入力パワー:80Wの高エネルギー型でUV~VIS域で完全自動波長チューニングが可能。 特長 ●最大入力パルスエネルギー:400μJ~2000μJ (2mJ) ●高繰返し:シングルショット~最大2MHz ●波長域: 630~1030nm (シグナル光 ), 1030~2600nm (アイドラー光 ), 2200~4200nm (DFG1), 4000~16000nm (DFG2) ●パルス幅:130~250fs(PHAROS/CARBIDE励起) 120~190fs (PHAROS-SP励起) ●スペクトル幅:80~150cm-1@700~960nm(PHAROS/CARBIDE励起) 100~220cm-1@700~960nm (PHAROS-SP励起)
*高繰返し・広帯域波長可変レーザシステム PHAROS+ORPHEUS+LYRA(波長拡張ユニット)の組合せで50cmx50cmの設置スペースでOKのコンパクトなシステムは分光分析に最適
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中赤外域高エネルギー光パラメトリック増幅器(OPA) ORPHEUS-ONE
ORPHEUS-ONE
ORPHEUS-ONE 波長チューニング曲線
ORPHEUS-ONE-HP 波長チューニング曲線
ORPHEUS-ONE-HE 波長チューニング曲線
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ORPHEUS-ONEは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザPHAROSとCARBIDE用に開発されたフェムト秒OPAの最新型で、中赤外~赤外の変換効率が高く60~150cm-1スペクトル幅を生成。 ORPHEUS-ONE, ORPHEUS-ONE-HP, ORPHEUS-ONE-HEの各タイプから選べる。
ORPHEUS-ONEは費用効果大の基本型 特長 ●MID-IR (DFG2)オプションにより4500nm~16000nm拡張 ●最大励起出力: 8W ●パルス繰返し:シングルパルス~<2MHz ●励起パルスエネルギー:12~400μJ ●パルス幅:200~250fs (PHAROS/CARBIDE励起), 120~190fs (PHAROS-SP励起)
ORPHEUS-ONE-HPは高出力型 特長 ●MID-IR (DFG2)オプションにより4500nm~16000nmまで拡張 ●最大励起出力: 80W ●パルス繰返し:シングルパルス~<2MHz ●励起パルスエネルギー:12~400μJ ●パルス幅:200~250fs (PHAROS/CARBIDE励起), 120~190fs (PHAROS-SP励起) ORPHEUS-ONE-HEは高エネルギー型 特長 ●励起パルスエネルギー:400~2000μJ (2mJ) ●波長域:1350~2060nm (シグナル光), 2060~4500nm (アイドラ光) ●MID-IR (DFG2)オプションにより4500nm~16000nmまで拡張 ●最大励起出力: 80W ●パルス繰返し:シングルパルス~<2MHz ●パルス幅:200~250fs (PHAROS/CARBIDE励起), 120~190fs (PHAROS-SP励起) |
広帯域ハイブリッド型、近赤外ショートパルスフェムト秒増幅器 (OPA) ORPHEUS-F
ORPHEUS-F
主なスペクトルバンド幅 パルス幅(圧縮後)
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ORPHEUS-Fは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザPHAROSとCARBIDE用に開発されたフェムト秒OPAの最新型で、コリニアとノンコリニアを高度に融合させたハイブリッドタイプ。コリニアタイプにより幅広い波長域でチューニングができ、ノンコリニアタイプにより短いパルス幅が得られ、それらを高度に融合することにより近赤外域でのショートパルス(40fs@1300nm)が実現。
◆ショートパルスモード 特長 ●励起出力:最大80W ●励起エネルギー:10~500μJ ●圧縮前のパルス幅:290fs ●圧縮後のパルス幅:25~70fs@650~900nm (シグナル光) ●コンプレッサー透過率:>65%@650~900nm(シグナル光) :>80%@1200~2000nm(アイドラ光)
◆ロングパルスモード 特長 ●励起出力:最大80W ●励起エネルギー:10~500μJ ●圧縮前のパルス幅:290fs ●スペクトルバンド幅:80~150cm-1@650~900nm (PHAROS / CARBIDE励起) :100~220cm-1@650~900nm (PHAROS-SP励起) |
中赤外広帯域光パラメトリック増幅器(OPA) ORPHEUS-MIR
ORPHEUS-MIR
主なスペクトルバンド幅 パルス幅
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ORPHEUS-MIRは、中赤外域~赤外域にて広帯域に波長可変できる超短パルス高出力・高エネルギータイプ。 2.5~10μmまで広帯域で超短パルスが得られ、オプションの狭帯域バンド幅により15μmまで延長可能。 シグナル出力とアイドラ出力を同時に得ることが可能。
特長 ●波長チューニングレンジ:2500nm~10000nm ●最大入力パワー: 80W ●最大入力エネルギー: 2mJ ●パルス幅:<100fs ●スペクトル線幅:>300cm-1@2500~4000nm, >200cm-1@4000~10000nm ●波長10000nm~15000nm延長オプション (パルス幅:<300fs, スペクトル線幅:100~150cm-1)
用途 ■時間&角度分解光電子分光(TR-ARPES) ■2D-IR 分光法 ■機器内の高度な高調波 ■近赤外分光ならびに高エネルギー物理学の応用
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ノンコリニアタイプ光パラメトリック増幅器 (NOPA) ORPHEUS-N
ORPHEUS-N
ORPHEUS-N-2H)チューニング PHAROS-6W,200kHz,30μJ 励起
ORPHEUS-N-2H オートコリレーション曲線
ORPHEUS-N-2H 出力
(ORPHEUS-N-3H)チューニング PHAROS-6W,200kHz,30μJ 励起
ORPHEUS-N-3H オートコリレーション
ORPHEUS-N-3H 出力
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ORPHEUS-N は高出力フェムト秒・ピコ秒レーザPHAROSとCARBIDE用に開発されたノンコリニアOPAで、統合された最新のプリズムコンプレッサー内蔵によりパルス幅<30fsを実現し、時間分解分光に最適。小型・高繰返しで第2高調波(515nm)発生器又は第3高調波(343nm)発生器を内蔵しているモデルを提供。
◆ORPHEUS-N-2H (515nm励起モデル) 特長 ●波長域:650~900nm (シグナル光), 325~450nm (シグナル光のSH) ●統合された第2高調波の効率:>35% (515nm) ●最大励起出力:8W ●励起パルスエネルギー:10~200μJ ●繰返し周波数:シングルパルス~1MHz
◆ORPHEUS-N-3H (343nm励起モデル) 特長 ●波長域:520~900nm (シグナル光), 260~450nm (シグナル光のSH) ●統合された第3高調波の効率:>25% (343nm) ●最大励起出力:8W ●励起パルスエネルギー:12~200μJ ●繰返し周波数:シングルパルス~1MHz
用途 ■時間分解分光 ■非線形光学 ■微細構造加工
ORPHEUS-N 設置例1 ORPHEUS-N 設置例2
ORPHEUS-N 設置例2
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2波長独立可変 光パラメトリック増幅器(OPA) ORPHEUS-Twins
ORPHEUS-Twins
ORPHEUS ONE+F
ORPHEUS +ORPHEUS |
ORPHEUS-Twinsは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザ PHAROS と CARBIDE用に開発されたOPAで、フレキシブルな励起パラメータとOPA構成が出来る様に設計され、1つのモノリシックデザインの筐体内に2つのOPAが統合されている。1つの白色光シード光源から、2つの独立したOPA 出力を作り出すことが可能。 2つのOPAはそれぞれ独立したコンピューター波長制御が可能でハンズフリー波長チューニングが可能。また統合されているスペクトロメーターでOPAの出力波長をモニター可能。
特長 ●波長可変領域:210nm-16000nm ●励起繰返し:シングル~2MHz ●励起出力:最大60W ●入力可能なエネルギー:~0.5mJ (2mJまで可能) ●パルス幅:<40fs ●スペクトル幅:100~750cm-1 ●OPA構成:ORPHEUS, ORPHEUS-F, ORPHEUS-ONEから選択
用途 ■マルチフォトン顕微鏡 ■微細構造加工 ■分光分析 |
狭帯域コリニアタイプピコ秒光パラメトリック増幅器(OPA) ORPHEUS-PS
ORPHEUS-PS
波長と出力分布(2W@5kHz 励起)
ORPHEUSシリーズ
ORPHEUS ORPHEUS-ONE ORPHEUS-F ORPHEUS-MIR ORPHEUS-N ORPHEUS-TWINS ORPHEUS-PS |
ORPHEUS-PSは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザPHAROSとCARBIDE用にに開発されたフェムト秒OPAで、特に高出力励起レーザ1 台で広帯域フェムト秒パルスと狭帯域ピコ秒パルスの同期発生を実現。パルスエネルギーの安定性が高いフェムト秒光源で、狭帯域ラマン分光計測や表面和周波発生分光などに最適。
●波長チューニングレンジ:640~1000nm (シグナル光) :1060~2600nm (アイドラ光) :210~4800nm (オプション SHBC-ORPHEUS-PS-SH-DFG1 ) ●パルス繰返し:>100kHz ●パルス幅:800fs~3ps ●スペクトル線幅<20cm-1@700~2000nm ●USBポートからのPCフルコントロール(LabVIEW ドライバー) ●パルスエネルギー安定性:<2.0%rms@700~960nm, 1100~1500nm
用途 ■誘導ラマン分光 ■表面和周波発生分光
光パラメトリック増幅器(OPA) ORPHEUS シリーズ 比較
2005年に画期的・革新的なフェムト秒レーザPHAROSが登場し、その後世界的ベストセラー製品であるウルトラファーストレーザ用光パラメトリック増幅器(OPA)TOPASをPHAROS用に開発したORPHEUSが誕生。2013年にOne Box型フェムト秒レーザCARBIDEが登場してからは、PHAROSとCARBIDEに対応するOPAとしてニーズやアプリケーションに応じて各モデルのORPHEUSが開発され、現在に至っている。
ORPHEUSシリーズ 仕様比較表
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