
ORPHEUSシリーズ 光パラメトリック増幅器(OPA)PHAROS/CARBIDE用 Light Conversion社
ORPHEUS-NEO-HP チューニングレンジ
ORPHEUS-NEO-ONE チューニングレンジ
長時間出力安定性 |
ORPHEUSシリーズは、高出力フェムト秒レーザ PHAROS と CARBIDE用に開発されたフェムト秒OPAで、紫外から中赤外域までPC制御で波長チューニング可能 。 ORPHEUS-NEOは、簡単に使用でき手間の掛からないデザインで構築された、次世代型光パラメトリック増幅器 (OPA) で、理科学用途や応用計測等にとって非常に貴重なツールとして出現した。 高出力UVーMIR(210~16000nm) の中で、産業用グレードの堅牢なメカニカルデザインの幾つかの違う構成が構築でき、しかも非常に顕著な長時間出力安定性を維持できる。 最も重要なのは、励起ビーム位置を感知して出力パラメータをモニターし続けることが出来る複数のディテクタを装備している点で、 最速でリモート診断やトラブルシューティングが可能。 更にORPHEUS-NEO-UPは PHAROS-UPの励起により、100fs以下のパルス幅を得る事が可能。 ORPHEUS-NEOは、マルチフォトン顕微鏡・ウルトラファースト分光やその他の理科学用途にOPAを使用する方々の要望から発想を得て、最も安定した汎用性のあるツールとなる様に設計された待望の機器と言える。
特長 ●UV~MIR出力強化 ●継続した出力モニター機能とビーム診断 ●PHAROS-UPによる励起で超短パルス ●繰返し周波数:シングルショット~2MHz ●最大励起出力:80W ●最大励起エネルギー:800μJ ●完全に統合された波長拡張機能 ●第二繰返し励起オプション ●顕著な出力安定性
出力パルス幅は波長や励起レーザのパルス幅による 変換効率はピークで1.2%で励起出力の値による
★PHAROS-UP(パルス幅100fs)励起用のORPHEUS-NEO-UPが登場
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波長とエネルギー変換
パルス幅 圧縮後のパルス幅 |
ORPHEUS-Fは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザPHAROSとCARBIDE用に開発されたフェムト秒OPAの最新型で、コリニアとノンコリニアを高度に融合させたハイブリッドタイプ。コリニアタイプにより幅広い波長域でチューニングができ、ノンコリニアタイプにより短いパルス幅が得られ、それらを高度に融合することにより近赤外域でのショートパルス(25-70fs@650~900nm)が実現。
◆ショートパルスモード 特長 ●励起出力:最大80W ●励起エネルギー:10~500μJ ●圧縮前のパルス幅:<290fs ●圧縮後のパルス幅:<55fs@800~900nm (シグナル光) : <70fs@650~800nm (シグナル光) ●コンプレッサー透過率:>65%@650~900nm(シグナル光) :>80%@1200~2000nm(アイドラ光)
◆ロングパルスモード 特長 ●励起出力:最大80W ●励起エネルギー:10~500μJ ●圧縮前のパルス幅:<290fs ●スペクトルバンド幅:60~220cm-1@650~900nm
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ORPHEUS-VIS
パルス幅
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ORPHEUS-VISは、可視域(VIS)で高エネルギー・極短パルスの出力が得られる様に光学系をデザインし構築された光パラメトリック増幅器 (OPA)で、特に超高速分光等の理科学用途に最適なツールとして新登場。
ORPHEUS-VISは、450-600nm (標準型), 320-900nm (ワイドレンジ型)があり、500nmで<50fs超短パルスが得られ、UVオプションを使用すると250nmまでの紫外域に対応可能。PHAROSまたはCARBIDEフェムト秒レーザの励起により、平均入力パワー・エネルギーが20W/1mJ 可能で、これにより可視域で通常得られるエネルギーµJの10倍にあたるエネルギー得られ、UV域でもµJレベルのエネルギーを得る事が可能。
特長 ●UV~VIS~NIR域で超短パルス出力 ●500nmにて<50fsのパルス幅 ●繰返し周波数:最大100kHz ●最大励起出力:20W ●最大励起エネルギー:1mJ ●UVオプションの追加により250~300nmまで対応
スペクトル |
ORPHEUS-ONE & F
ORPHEUS & ORPHEUS |
ORPHEUS-TWINSは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザ PHAROS と CARBIDE用に開発されたOPAで、フレキシブルな励起パラメータとOPA構成が出来る様に設計され、1つのモノリシックデザインの筐体内に2つのOPAが統合されている。1つの白色光シード光源から、2つの独立したOPA 出力を作り出すことが可能。 2つのOPAはそれぞれ独立したコンピューター波長制御が可能でハンズフリー波長チューニングが可能。また統合されているスペクトロメーターでOPAの出力波長をモニター可能。
特長 ●波長可変領域:210nm-16000nm ●励起繰返し:シングル~2MHz ●励起出力:最大60W ●入力可能なエネルギー:~0.5mJ ●パルス幅:<50fs ●スペクトル幅:100~750cm-1 ●OPA構成:ORPHEUS, ORPHEUS-F, ORPHEUS-ONEから選択
用途 ■マルチフォトン顕微鏡 ■微細構造加工 ■分光分析
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波長と出力分布
ORPEUSシリーズ
ORPHEUS-NEO ORPHEUS ORPHEUS-ONE ORPHEUS-F ORPHEUS-MIR ORPHEUS-VIS ORPHEUS-N ORPHEUS-TWINS ORPHEUS-PS
I-OPA
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ORPHEUS-PSは、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザPHAROSとCARBIDE用にに開発されたフェムト秒OPAで、特に高出力励起レーザ1 台で広帯域フェムト秒パルスと狭帯域ピコ秒パルスの同期発生を実現。パルスエネルギーの安定性が高いフェムト秒光源で、狭帯域ラマン分光計測や表面和周波発生分光などに最適。
●波長チューニングレンジ:640~1000nm (シグナル光) :1060~2600nm (アイドラ光) :210~4800nm (オプション SHBC-ORPHEUS-PS-SH-DFG1 ) ●パルス繰返し:>100kHz ●パルス幅:800fs~3ps ●スペクトル線幅<20cm-1@700~2000nm ●USBポートからのPCフルコントロール(LabVIEW ドライバー) ●パルスエネルギー安定性:<2.0%rms@800nm
用途 ■誘導ラマン分光 ■表面和周波発生分光
光パラメトリック増幅器(OPA) ORPHEUS シリーズ 比較
LC社のフェムト秒波長可変光源は、光パラメトリック増幅器の技術を基本としており、Ybベースのウルトラファースト光パラメトリック増幅器(OPA)における近年の向上により、チューニングレンジが深紫外域から中赤外域まで拡張し、パルス幅は短くなり、高コントラストなパルスを生成することが可能になっている。更に出力安定性が高まり小型化すると共に自動制御も可能なので、今やライフサイエンス研究の機器に簡単に統合したり、動的プロセスの多次元的研究用途にも可能になっている。 2005年に画期的・革新的なフェムト秒レーザPHAROSが登場し、その後世界的ベストセラー製品であるウルトラファーストレーザ用光パラメトリック増幅器(OPA)TOPASをPHAROS用に開発したORPHEUSが誕生。2013年にOne Box型フェムト秒レーザCARBIDEが登場してからは、PHAROSとCARBIDEに対応するOPAとしてニーズやアプリケーションに応じて各モデルのORPHEUSが開発され、現在に至っている。 I-OPAは、産業用グレードの光パラメトリック増幅器(OPA)の事で、波長可変フェムト秒光源の世界に新しい時代の簡略化した記号として登場している。堅牢な産業用のデザインと波長チューニング機能を組み合わせて開発されており、高出力フェムト秒・ピコ秒レーザ PHAROS と CARBIDEに直付けしてワンボックスに一体化できるので安定性に優れいる。更に気密性に配慮したシールドデザインにより、メカニカル的な安定性に優れ、大気の乱気流の影響を受けない様に、エネルギーの変動を最小限にする様に設計されているため、長時間にわたり安定したパフォーマンスを提供することが出出来る。また高度に統合された波長拡張機能により、紫外から中赤外域まで広帯域で波長チューニング可能なので、分光や顕微鏡の応用計測などに最適。
ORPHEUSシリーズ 仕様比較表
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